平素より、(一社)大牟田青年会議所の活動・運動に対しまして御理解と御協力を賜り、誠にありがとうございます。皆様方のお支えのおかげをもちまして、当会議所は今年で創立70周年という記念すべき年を迎えることができました。そして、創立70周年の節目に際し、ふるさと大牟田がこれからも力強く発展し続け、市民や子どもたちが将来の希望に満ち溢れたまちにするべく、本記念事業「OMUTA Global City Project～世界は君のそばにある～」を企画致しました。

ふるさと大牟田では、今も人口減少に歯止めがかからない状況が続いています。しかし、これは大牟田に限ったことではなく、日本全体が少子高齢化の波に襲われています。ですが、世界に目を向けるとどうでしょうか。世界の人口は増え続けています。これからは、より世界に視野を拡げ、増加し続けている世界中の人々が、「一度は訪れてみたい」と言ってもらえる、世界の中の都市「大牟田」を私たち市民が強くイメージしていかなければなりません。

私たちのふるさと大牟田には歴史や文化、多くの産業や観光資源があります。また、鉄道や新幹線、高速道路や港などの交通インフラも充実している、九州でも稀な都市であります。さらに、近隣には佐賀空港や福岡空港などの国際空港が活発に運行しており、九州各地においてはインバウンドが隆盛しています。この状況をただただ自然体に任せていては何の変化も起こらず、少子高齢化・人口減少などの影響により衰退の一途を辿ってしまうことは明白であります。

その様な時だからこそ、今こそ“本気”で世界の都市「Omuta」を構想し、ふるさと大牟田へより多くの国際の機会を創出し、未来を担う子どもたちに国際理解と経験を提供し、ふるさと大牟田のすばらしさを肌で実感することで、将来の希望に満ち溢れた「明るい豊かな社会の実現」に繋がると確信しております。是非とも、多くの皆様方に本事業へのご参加、またはご賛同をいただけますと幸いです。結びに、大牟田市に住み暮らす皆様方のご健勝・ご多幸をご祈念申し上げ、私の挨拶に代えさせていただきます。

Misekai 代表／バングラデシュ研究者
国際開発学博士 Ph.D.（名古屋大学）

バングラデシュのストリートチルドレンの教育活動、女性の貧困問題に関する研究活動を経て、現在は「多言語が話せる海外経験豊富なZ世代集団」をつくって、日本と海外を繋ぐインバウンド事業を展開中。海外と関わり続けたい学生向けの教育にも力を入れていて、五感コミュニケーションと言語化コミュニケーションを鍛える教育プログラムも展開しています。